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Bernie's


ある日、事務所を訪れた30代の若い施主から「宮古島にこれまでなかったような変わった店舗を設計してほしい。」と頼まれました。面識のない私はなぜかと聞くと、「街中に活気を取り戻したい。」という。

この店舗が建つ場所はコの字型に配置された3本のメインストリートから少し奥まったところにあり、昔は狭いながらもこのメインストリートのみがコンクリートで舗装されており宮古島のほとんどの店が集中し私が子供の頃はかなり賑わっていました。

時代の流れとともに大型店舗が郊外にでき新しい店舗も郊外へと出て行った。島の活性化を目的として道路の拡幅工事が行われ、建物の建て替え工事が行われたが経営者も年をとり後継者もなく建て替えられた建物は貸店舗の表示が目立ち空き地も多く逆に寂れた感があった。

昔の賑わいを知っている私はそれに共感し若者が集えるような建物をと思い設計を始めました。

しかし、建物にかける予算があまりに厳しいなか若者を呼び込むため、人を惹きつけるためどういうファサードにするか悩みは尽きなかったが、またそれは楽しい悩みでもありました。

何度もプランを作り建物の構造を考えようやくプランが決まった。・・・

がそれはただのスタートラインに過ぎなかった。実施設計に入り施主の要求はますますエスカレートする。設計を進めていく中ではほとんどの場合施主の頭の中から予算の事など消え去っているようでした。

内部の細かい部分についてひとつひとつ打合せを重ねまた予算を何度も検討しようやく設計が完了しました。出来上がった建物を見て施主から感謝の言葉を聞くのは私にとって最大の喜びです。



外観(夜景)





外観 1





外観 2





店舗への階段

外観をコンクリート打放しとしたため全体の感じが重くならないよう、2階店舗への外部階段は鉄骨の吊り階段とすることにより宙に浮いているような感じにし、奥のピロティ部にはテーブルを配し誰もが集えるような空間となっています。





1階店舗左はテイクアウトのクレープ屋さんでテイクアウトした人が休めるようベンチを設けました。奥は古着屋さんになっています。