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内断熱・外断熱
内断熱・外断熱の違い
内断熱工法とは
内断熱工法とは室内側に断熱材を設置する工法です。
沖縄では一般的に屋根スラブの下部に断熱材を設置する内断熱工法が用いられていますが断熱材といっても完全に熱
を遮断することができないためこの工法だと外断熱に比べ断熱効果が低く屋根スラブに蓄熱された熱が室内側に放出
されます。
また、沖縄の多くの住宅では屋根スラブが保護されておらずむき出しのままです。(これはなぜか沖縄だけに見られる事
象です。沖縄は全国一所得の低い県ですので木造より建築費のかかるRC造を建てる際建築費を抑えるために省いて
しまったと思われます。そのため沖縄の建物は寿命が短いと言われています。)
コンクリートは外気温の変化により膨張収縮するため年月を経るとクラックが生じそこから空気中の二酸化炭素や雨水
が侵入するとコンクリートが中性化し中の鉄筋が腐食し建物の耐久性に著しい影響を与え建物の寿命を縮めることにな
ります。
内断熱工法イメージ図 |
経年劣化後のイメージ図 |
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下の写真は経年劣化後ひびが入った状態です。
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※コンクリートはもともと強いアルカリ性で内部の鉄筋を酸化から保護しています。
経年劣化によりひび割れが発生するとそこから二酸化炭素や雨水が浸入しコン
クリートが中性化し内部の鉄筋が錆び腐食が進行するとコンクリートの爆裂を生
じさせます。 |
外断熱工法とは
外断熱工法とは建物の外側に断熱材を設置する工法です。
外断熱工法は建物の外側で外部からの熱を遮断するため内断熱工法と比べ断熱効果が高いため空調にかかるエネ
ルギーを抑えることができ、また気候などの外部環境の影響を受けにくく建物の長寿命化を図ることができる工法です。
イメージだけで外断熱は極端に建築費が高くなるとよく言う方がおりますが、1u当たりの単価を計算してみましょう。
宮古での生コン単価:18.000円/m3
押えコンクリートの厚さを10cmとすると生コンの費用は 0.1m×18.000=1.800円
鉄筋重量:5.60kg
鉄筋(材料及び加工組立費) 132円/kg×5.60=740円
左官仕上げ:500/u
合計 1.800+740+500=3.040円/uとなります。
最近よく用いられている屋根の遮熱塗料の単価、約3.000円/uとほぼ同じ単価となります。
沖縄では遮熱塗料は5年も経つと効果は半減すると言われております。
効果を維持するために数年ごとに塗り替えるとすれば、一生断熱効果が持続する外断熱の方がよっぽど安上がりなこと がわかると思います。
外断熱工法イメージ図 |
※屋根の外断熱は順番に屋根スラブ、防水層、断熱
材、押えコンクリートで形成される。
沖縄のRC造住宅では一般的に屋根スラブ上部に防水
を儲けることはないが構造耐力上主要な部分である屋
根スラブを保護する意味でも防水を設けたほうが良い。
(構造耐力上主要な部分とは柱・梁・壁・スラブを指
す。) |
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